岡山大学経済学部は、国立の中でも「地方の有力国立」という立ち位置で、ここ数年は偏差値・得点率ともにじわじわ難易度が上がっている印象があります。
倍率も安定して1.5〜2倍前後で推移していて、「出願すれば誰でも受かる」という感じではなく、きちんと対策した人が通るタイプの学部です。
この記事では、最新のデータをもとに、岡山大学経済学部の倍率や偏差値、共通テストの目安得点率、入試科目のポイント、そして合格に向けた具体的な勉強の戦略までを一度整理してみました。
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「なんとなく難しそう…」を、「これくらい取れれば狙えるかも」に変えるための情報を、ひと通りまとめてみました。
岡山大学経済学部の倍率はどのくらい?
直近のデータを見ると、岡山大学経済学部全体の倍率は、おおよそ1.6〜2.0倍あたりで推移しています。
一般選抜(前期)だけで見ると、ここ数年は1.6倍前後で、年度によって少し上がったり下がったりというイメージです。
経済学科(昼間コース・前期日程)に絞ると、最新年度では志願者312人に対して募集143人・実受験者261人・実質倍率1.6倍といった数字になっていて、「ちゃんと対策した受験生がぶつかり合う」くらいの手応えがあります。
夜間コースは募集が少ない分、倍率がやや高くなりやすく、2倍前後になる年もあるので、こちらを狙う場合は「倍率が読みにくい」点も頭に入れておきたいところです。
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数字だけ見ると「そこまで高倍率じゃない?」と思いつつ、中堅〜上位層が集まるので、実際の競争はしっかりあるタイプ。
岡山大学経済学部の偏差値は高い?
大手予備校のデータでは、岡山大学経済学部(経済学科・前期)の偏差値はおおよそ55〜58あたりに位置づけられています。
河合塾のボーダー偏差値では55.0、ベネッセの表示では58と出ていて、旧帝大クラスほどではないものの、中国・四国エリアでは十分「上位層向け」の難易度です。
口コミサイトなどでも、他の地方国公立経済学部と比べて「標準〜やや難しめ」という評価が多く、共通テスト・二次試験ともにバランスよく点を取れる受験生が集まる傾向があります。
偏差値だけで見ると私立のMARCH〜関関同立の下〜中位学部と同じくらいのゾーンなので、「国立を第一志望にしつつ、私立もそこそこレベルをそろえる」イメージを持っておくと、併願戦略が立てやすくなります。
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「地方国立だから簡単」という感覚でいると、偏差値的にはしっかり締まっているのでギャップを感じそうなライン。
共通テストの得点率は何%必要?
進学サイトのデータでは、岡山大学経済学部(経済学科・前期)の共通テスト目安得点率は、おおよそ69〜73%前後と掲載されています。
スタディサプリでは69%(638/925点)あたりがボーダー、ベネッセでは73%とやや高めの数字になっていて、「7割前後を安定して取れるかどうか」が一つの目安になりそうです。
安全圏を狙うなら、8割まではいかなくても「7割中盤(72〜75%)」を目標に置いておくと、年度ごとの難易度変動にも対応しやすくなります。
逆に6割台前半だと、判定がC〜Dあたりに落ちてしまう可能性が高いので、出願する場合は二次力や他教科とのバランスをかなりシビアに見られると考えておいた方がよさそうです。
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ざっくり言うと「共通テストで7割、できれば7割ちょい上」をキープできると、現実的に合格が見えてくるライン。
岡山大学経済学部の入試科目まとめ
共通テストの科目構成
経済学科(前期)の共通テストは、受験教科数6・科目数8〜9、配点合計は925点という構成になっています。
大枠としては、国語・数学・英語・理科・地歴公民と、標準的な国立文系セットを幅広く求められるタイプです。
国語は必須で200点(方式によっては300点)、数学は「数学Ⅰ・A」必須で200〜300点、英語も必須で200〜300点と、主要3教科の配点が比較的重いのがポイントです。
理科や地歴・公民は選択制で、それぞれ100点前後の配点になるため、「得意な科目に寄せて選択する」ことが合計点の底上げにつながります。
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科目数は多いけれど、実質は「英数国を固めて、残りを落とさない」のが王道パターンという配点バランス。
個別試験(二次試験)の科目
一般選抜(前期)の個別試験は、教科数2、配点合計600点となっていて、共通テストよりも二次比率がかなり高めです。
科目は年度で微調整はあるものの、基本は「数学」と「外国語(英語)」を重視する構成で、記述力・論理力をしっかり見られる入試になっています。
数学は数Ⅰ・Ⅱ・A・Bなど広く出題されるため、共通テスト対策だけの「穴だらけ数学」だと対応が難しくなりがちです。
英語も長文読解・英作文などがしっかり出題されるので、「単語帳だけ」「文法問題だけ」ではなく、総合的な英語力を鍛える必要があります。
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配点だけ見ると「共通テスト+二次」ではなく、「二次できっちり勝負してね」というメッセージがにじんでいる感じ。
岡山大学経済学部に合格するための対策
共通テスト対策のポイント
目標が共通テスト7割前後なので、「どこか1教科で大事故を起こすと、全体が一気に苦しくなる」というバランス感です。
まずは英語と数学・国語の3教科で、「模試で安定して7割を超えるライン」を早めに作ることが、全体の得点率を底上げする近道になります。
・英語:単語と文法を夏までに固め、秋以降は共通テスト形式の長文とリスニングに慣れる
・数学:教科書レベルと基礎問題集を丁寧に潰してから、共通テスト形式の問題演習へ
・国語:現代文は問題演習+解説読み込み、古文漢文は単語・文法・句形の暗記を優先
というイメージで、「基礎→形式慣れ」の順番を意識すると、無駄な遠回りを減らせます。
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共通テストは“奇抜な対策”より、「基礎力+形式慣れ」のシンプルな積み上げが、最終的にいちばん点数につながりやすい。
二次試験対策のポイント
個別試験の配点が600点と大きいので、「共通テストで少し取りこぼしても、二次で巻き返せる」構造になっています。
そのぶん、数学と英語の記述力は、早めからじわじわ鍛えておく必要があります。
・数学
教科書〜標準レベルの解法をきちんと理解して、「なぜその解き方になるのか」を説明できるようにする。
その上で、国立二次レベルの記述問題に触れ、「答案の書き方」を意識して練習する。
・英語
長文の要旨把握や内容一致問題を中心に、1日1題ペースでもいいので継続して読む。
英作文は、頻出テーマをストックしておき、型(導入・理由・まとめ)を決めて書き慣れておく。
このあたりを意識しておくと、本番で多少難化しても「ゼロから戸惑う」という事態を避けやすくなります。
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二次対策は“量より継続”で、毎日少しずつでも数学と英語に触り続けた人が、最後にじわっと伸びてくるイメージ。
併願戦略とスケジュール感
偏差値帯的には、私立だとMARCH・関関同立あたりが併願候補になりやすいので、「国立1+私立数校」という形で出願する人が多いです。
秋〜冬の模試の判定を見ながら、「共通テストリサーチの結果次第で出願パターンを微調整する」前提で、早めに候補校を絞っておくと心の余裕が違ってきます。
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本命の岡大一本に見えても、実際は「滑り止めや併願先をどう組むか」で、受験期のメンタルの安定度がかなり変わってくる。
まとめ|岡山大学経済学部は倍率と得点率を把握した対策がカギ
あらためて整理すると、岡山大学経済学部は、全体倍率1.6〜2倍前後・偏差値55〜58・共通テスト得点率約7割という、「しっかり準備すれば現実的に狙える難易度」の国立経済学部です。
入試は共通テストで6教科・8〜9科目を求められつつ、個別試験600点の比重が大きい構成なので、「共通テストで土台を作りつつ、二次の数学・英語で勝負する」という戦略が相性の良いパターンになります。
具体的には、共通テストで7割前後(できれば7割台前半)を安定させること、数学と英語の記述力を早めからコツコツ鍛えること、そして併願校も含めた全体のプランを秋までに大まかに固めておくことがポイントです。
そこまで見通しを立てておくと、「岡山大学経済学部は無理かも…」ではなく、「このペースで行けばギリギリ届きそう」という手応えを感じながら、受験本番まで走り切りやすくなります。
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倍率・偏差値・得点率を数字で押さえたうえで、自分の今の位置をだいたいでも把握しておくと、勉強の方向性が一気にクリアになってくる。

