ダライ・ラマ14世と聞くと名前は知っていても、
「今どこで何をしているの?」
「後継者ってどう決まるの?」
といった具体的なところは意外と知られていないですよね。
ニュースでは中国との対立や「転生制度がなくなるのでは?」という話題も出てきて、何となく難しそうな印象を持っている人も多いと思います。
そこで今回は、ダライ・ラマ14世の現在の活動や暮らしぶり、最近の来日状況や今後の予定、さらに後継者の選び方や「転生制度を廃止する」と言われる理由まで、できるだけやさしく整理してみました。
政治の話というより、「今、この人はどうしているのか?」という素朴な疑問を中心にまとめていきます。
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ニュースだと難しく聞こえるダライ・ラマ14世の話を、「今どうしてるの?」目線で整理してみることにしました。
ダライ・ラマ14世の現在の活動は?今どこで何をしているのか
ダライ・ラマ14世は現在もインドで亡命生活を続けていて、拠点は変わらずヒマラヤのふもとにあるダラムサラ近郊です。
若い頃のように世界中を飛び回ることはなくなり、高齢になった今は、インド国内での法話や宗教行事が中心のスケジュールになっています。
2026年1月には、南インドのカルナータカ州ムンドゴッドにあるチベット仏教寺院を訪れ、新しい教室棟や仏像の「灌頂」(お清め・加持)を行うなど、宗教的な役割は今も現役です。
公開の講演や法話は、現地の聴衆に向けて行いながら、その様子をインターネット配信で世界にも届ける形が増えています。
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90歳近くなっても、拠点はインドのまま。移動は絞りつつ、宗教的な役割はしっかり続けているんですね。
ダライ・ラマ14世は最近来日している?今後の来日予定はあるの?
ダライ・ラマ14世が日本に頻繁に来ていたのは、主に2000年代〜2010年代前半で、横浜や東京、沖縄などで大きな法話会や講演会を行っていました。
しかし近年は体調や年齢を考慮して長距離移動を控えており、2018年頃を最後に実際の来日は途絶えているとみられます。
2024年・2025年の公式スケジュールを見ても、インド国内での法話や祈願法要が中心で、日本での予定は掲載されていません。
2026年2月時点でも、日本での新しい訪問予定は公式サイトには出ておらず、今後も高齢であることを考えると、再来日はあってもかなり限定的な形になる可能性が高そうです。
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昔はよく日本にも来ていたけれど、ここ数年はインド国内が中心。90歳近いことを考えると、来日はかなりレアな機会になりそうですね。
ダライ・ラマの後継者はどう決まる?伝統的な選び方を解説
ダライ・ラマは「生まれ変わり(転生)」によって代を重ねる存在とされていて、歴代のダライ・ラマも「前のダライ・ラマの生まれ変わり」として認定されてきました。
チベット仏教の伝統では、高僧たちが「前ダライ・ラマの転生先」を占いや夢のお告げ、遺品の反応などを手がかりに探し、幼い子どもの中から後継者を見つけ出すとされています。
具体的には、候補の子どもに前ダライ・ラマの持ち物と似た物を並べて「どれを選ぶか」を見る、聖地の湖に現れる兆しを占う、といった宗教的な儀礼が行われます。
14世自身も、幼い頃にこのようなプロセスを経て選ばれ、後に今の「ダライ・ラマ14世」として即位しています。
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次のダライ・ラマは「選挙」ではなく「転生探し」。占いやお告げを頼りに、子どもの中から見つけるという伝統なんですね。
転生制度が廃止されると言われる理由は?その背景を整理
ダライ・ラマ14世は過去に何度か、「自分の代で転生制度を終わらせる可能性」に触れたことがあります。
背景には、中国政府がダライ・ラマの後継問題に強く介入しようとしている現状があり、「政治的に利用されるなら、制度そのものをやめる」という考え方が示されてきました。
中国側は「生まれ変わりを認定するのは国家の権限」と主張し、歴代の高僧に対しても「金瓶掣籤(きんぺいせいせん)」というくじ引き儀式と政府認可を求める立場を崩していません。
このため、「中国公認のダライ・ラマ」と「亡命政府側が認めるダライ・ラマ」が二重に存在する事態になるのでは、と懸念されており、それを避けたいという思いが「転生制度をやめるかもしれない」という発言につながってきたと考えられます。
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後継が「政治の道具」になってしまうくらいなら、あえて転生制度そのものを終わらせる選択肢もある…という苦しい状況なんですね。
「転生は続く」との最新の発言も
一方で、2025年前後になると、ダライ・ラマ14世は「自分の後にも後継者は続く」との趣旨の発言を改めて行っています。
90歳の誕生日を前にしたメッセージでは、「自分の事務所(ガンデン・ポタン・トラスト)が後継者探しを担う」とし、「他者が介入する権限はない」と強調しました。
この発言は、「転生をやめるかも」という以前のトーンから一歩踏み込んで、「伝統を守りつつも、中国政府以外のチベット側が主導して後継者を決める」と宣言した形になっています。
当然、中国政府はこれに反発し、「後継者の認定は中国国内法と伝統に従い、政府の承認が必要」と対抗するコメントを出していて、対立はよりはっきりした構図になっています。
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一度は「終わるかも」と言われた転生制度ですが、今は「続ける。ただし決めるのはチベット側だ」というスタンスに重心が移ってきているようです。
後継者問題は今後どうなる?世界が注目する理由
今後のシナリオとしてよく語られているのは、大きく分けて「チベット側が認定するダライ・ラマ」と「中国政府が認定するダライ・ラマ」が別々に現れるパターンです。
その場合、世界中の国や団体が「どちらを正統なダライ・ラマとみなすのか」という外交上の選択を迫られ、単なる宗教問題を超えて国際政治のテーマになります。
また、ダライ・ラマ自身が「新しいダライ・ラマは中国支配地域ではなく、自由な国で生まれるべきだ」といった考えを示しているとも報じられていて、亡命先や支援国との関係も大きく関わってきそうです。
人権問題や宗教の自由、少数民族の権利といったテーマが絡み合うため、海外メディアも「ダライ・ラマ後継者問題」を長期的な注目ニュースとして追い続けています。
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次のダライ・ラマは、宗教だけでなく「どの国がどちらを認めるか」という外交カードにもなりそうで、世界が見守る大きな焦点なんですね。
まとめ|ダライ・ラマ14世の現在と後継者問題を分かりやすく整理
ダライ・ラマ14世は現在もインドを拠点に、ペースを落としながら宗教的な活動を続けています。
ここ数年は日本への渡航は確認されておらず、公式スケジュールもインド国内の法話や法要が中心で、来日予定は未定の状態です。
後継者については、もともと「転生制度を終わらせるかもしれない」と発言していたものの、最近は「伝統に従って後継者を探すが、主導権はチベット側にある」と明確にしています。
一方、中国政府は「後継認定には国家の関与が不可欠」と反論しており、将来的には二人の“ダライ・ラマ”が並び立つ可能性も取り沙汰されています。
私たちにとっては少し遠い世界の話に感じますが、「一人の宗教指導者の後継問題」が、人権や国際政治までつながる大きなテーマになっているのが現代の特徴だと感じます。
ニュースでダライ・ラマの名前を見かけたとき、「今はこういう状況なんだな」と背景を思い出せると、少し距離が近くなるかもしれません。
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ダライ・ラマ14世の「今」と「これからの後継問題」は、宗教の話を超えて世界の動きと深くつながっているテーマなんだなと改めて感じました。

